老後の資産形成を考える時に便利なのが「72の法則」。
これは、個人年金や投資信託など金融商品を活用して老後の資産を増やす計画を立てるときに、『何年で資産が2倍になるのか』をカンタンに計算をするためのものです。
72の法則の使い方
72の法則の使い方は極めて簡単です。
「72÷年利=資産が2倍になる年数」となりますので、
年利が1%ならば年利のところに1を入れ、72÷1=72(・・・資産が2倍になるまでに72年掛かる)ということになるわけです。
この要領でいろいろな数字を入れてみると次のようになります。
- 年利0.1%なら、72÷0.1=720年
- 年利1%なら、72÷1=72年
- 年利1.5%なら、72÷1.5=48年
- 年利2%なら、72÷2=36年
- 年利2.5%なら、72÷2.5=28.8年
- 年利3%なら、72÷3=24年
- 年利3.5%なら、72÷3.5=20.5年
- 年利4%なら、72÷4=18年
- 年利4.5%なら、72÷4.5=16年
- 年利5%なら、72÷5=14.4年
- 年利5.5%なら、72÷5.5%=13.1年
- 年利6%なら、72÷6=12年
- 年利6.5%なら、72÷6.5%=11.1年
- 年利7%なら、72÷7=10.2年
- 年利7.5%なら、72÷7.5=9.6年
- 年利8%なら、72÷8=9年
- 年利8.5%なら、72÷8.5=8.4年
- 年利9%なら、72÷9=8年
- 年利9.5%なら、72÷9.5=7.6年
- 年利10%なら、72÷10=7.2年
- 年利20%なら、72÷20=3.6年
- 年利30%なら、72÷30=2.4年
個人年金保険ならば3~5%は年利可能なラインですが、それでも資産を2倍にするのはかなりの時間が掛かります。
とはいえ、老後の資産運用は安全重視が基本です。個人で株を買ったり先物取引やFXなど高配当が魅力の金融商品も数多くありますが、そのようなものは、万が一無くなっても支障がないお金でやるべきだと個人的には思います。
やはり老後の資産運用は、個人年金保険か投資信託で、できればある程度元本を保証したようなタイプの商品を選ぶのがスジではないでしょうか。