「過去の厚生年金加入歴に関する質問なんて、なにもしてくれなかった」
社会保険事務所の担当官によっては。年金の支給漏れに関する意識や窓口対応そのものに差があることがあります。
良い職員さんだと、こちらが言わなくても年金支給漏れの心配をしてくれて、一つ一つ確認をとりながらパソコン上で出来る調査をしてくれます。質問をしても嫌な顔をせずに丁寧に教えてくれるので、相談者は気持ちよく、納得しながら手続をすることができるのです。
(関連:社会保険事務所年金相談窓口の50%超が非常勤職員)
不親切な社会保険事務所の職員さんの場合
逆に、少数ながらも不親切な職員さんもおります。例えば・・・
説明が独りよがりで、口を挟む余地が無い。
質問するのが悪いような雰囲気をかもし出している。
面倒くさそうな対応。
聞かれたことしか手続を進めてくれず、相談者が何もわかっていないということを理解してくれない。
間違えやすいポイントなどを教えて欲しいのに、淡々と手続を進行するだけ。
じっくりと相談者の人生を振り返りつつ、かつ家庭環境などをさらけ出して年金記録を洗い出さないといけないのに、これでは相談者の方の気持ちも口も重たくなります。年金の支給漏れが多い原因もわかる気がします。
必要なことを勉強してから年金請求手続を
社会保険事務所の方の名誉のために申しておきますと、多くの職員の方は親切丁寧です。しかし、親切に感じるか、不親切に感じるかは、相談者の側の年金理解度レベルによるところも大きいです。
まったくわからない状態で説明を受けてもとても理解できるものではありません。そうなると、不親切に感じられても仕方のないところです。根本的に不親切な方もおりますが。
誰が担当官であっても支給漏れが起きないように、請求手続の前には本の1冊読破等の勉強をおすすめいたします。