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民間保険でいう三大疾病の定義とは?

『三大疾病』は、通常「がん」「心疾患」「脳血管疾患」のことを言いますが、民間保険のCM等で出てくる「三大疾病保障特約」や「三大疾病保険」というものついては、「三大疾病」について独自の定義があります。

給付については「がん」になっても一定のがんは対象外。対象となる「急性心筋梗塞」でも一定以上の重い状態でなければ対象外・・・といったように、病気になればすぐに保険が受け取れるというものではなく、保険の給付については保険各社それぞれの規定があるわけです。

民間保険でいう三大疾病

民間保険では、「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」についてを三大疾病としています。

がん(悪性新生物)

がんには悪性新生物と上皮内新生物(皮膚などの表層の腫瘍や、消化器官・臓器などの粘膜内にとどまっている早期のがん。)がありますが、三大疾病でいうところのがんは、悪性新生物です。

なお、がんの発生した時期等によっては保険給付の適用外となることもあります。

急性心筋梗塞

急性心筋梗塞とは、急に心臓に流れる血管が詰まり、組織の一部が壊死してしまう状態(心筋梗塞・・・Wikipedia)のことを言いますが、「初診から60日以上労働制限を必要とする状態が継続したと医師により診断された時」でなければ給付の対象になりません。(狭心症は3大疾病の保障対象外です。)

脳卒中

脳卒中についても三大疾病の給付対象となるのは「初診から60日以上、言語障害、運動失調、マヒ等の他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師により診断された時」です。

保険給付要件は様々

保険によっては「三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)」に診断されたら保険が下りるものや、診断して入院に至れば保険が下りるものもあるようですが、多くは上記のような要件によって保険の適用が決まります。

65歳死因別死亡確率

厚生労働省の「死因分析(2002年度)」によれば、65歳男性・65歳女性の死因別死亡確率は次のようになっています。

【65歳男性】

  • がん=29.45%
  • 心疾患=15.4%
  • 脳血管疾患=13.33%

【65歳女性】

  • がん=18.63%
  • 心疾患=19.57%
  • 脳血管疾患=16.72%

このように三大疾病(広義)を患う方は多いのですが・・・給付のハードルが高く、「急性心筋梗塞」と「脳卒中」については保険の給付事例が少ないといわれています。

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